※投資は元本割れのリスクもあるため、行う際には必ず自己責任でお願いします。
やらない理由がない投資、それがNISAでのインデックス投資となります。
2024年から新NISA制度が始まり、「今までの一般NISA・つみたてNISAとはなんだったのか?」となってしまうぐらいスーパーパワーアップしました。
年間最大で360万円、合計最大枠が1800万円、これが生涯非課税で運用できるっていうのはFIREを目指している人は一気に目標に近づくネ!
そのため、投資家と非投資家が受けられる恩恵の溝が更に広がる世の中になってきています。
分かりやすくいうと、税金や物価の上昇で損した非投資家の分が、投資家の利益に回っているという構図になってしまいます。
- NISAとは売ったり買ったりするもではなく、口座の種類のこと!
- NISAはやってみたいけどよく分からなければこれだけ覚えておけばOK
- 『eMAXIS Slim』と『eMAXIS』は別物なのでご注意を!
- なぜ楽天証券と全世界株式なのか?
- NISAとはどれぐらい儲かるものなのか?
- 急遽登場した楽天オルカンと楽天S&P500
- 全世界(オルカン)とS&P500を50%-50%の半々にするのはダメなの?
- 全世界(オルカン)は時価総額加重平均
- 銀行や証券会社の窓口には近づくな!
- 『ハピタス』は超おトクなポイントサイト
- 分配金の再投資型と受取型はどっちがいい?
- 旧NISAで抱えているポジションはどうするのがいいのか?
- 上限額積み立て額のMAX1800万円はあくまでも元本ベース
- 売却した際の枠の復活は%ベース
- NISAのデメリット
- まとめ:簡単3ステップ
NISAとは売ったり買ったりするもではなく、口座の種類のこと!
NISAを金融商品と勘違いしている方が散見されることがありますが、NISAは金融商品ではありません!
投資信託を行うための下記4種類の口座のうちの一つです。
▼NISA口座
・利益に税金がかからない口座だよ~
・投資できる上限額が年間360万円・トータル1800万円までと決まってるからね~
▼特定口座(源泉徴収あり)
・利益に20%の税金がかかるよ~
・上限額は決まってないからいくらでも投資できちゃうよ~
・年間取引報告書は証券会社が作ってくれるよ~
・確定申告は原則不要だよ~
・確定申告した方がお得になるケースもあるから、その場合は確定申告することもできるよ~
▼特定口座(源泉徴収なし)
・利益に20%の税金がかかるよ~
・上限額は決まってないからいくらでも投資できちゃうよ~
・年間取引報告書は証券会社が作ってくれるよ~
・年間20万円以上の利益が出た場合は確定申告してね~
・これを使うメリットは特にないから考えなくいいよ~
▼一般口座
・利益に20%の税金がかかるよ~
・上限額は決まってないからいくらでも投資できちゃうよ~
・年間取引報告書は証券会社が作ってくれないから自分で作らないといけないよ~
・年間20万円以上の利益が出た場合は確定申告してね~
・これを使うメリットは特にないから考えなくいいよ~
ザックリまとめると大体こんな感じになるかと思います。
特定口座(源泉徴収あり)でも確定申告はできるため、基本的に投資信託をやる上で特定口座(源泉徴収なし)と一般口座は使うメリットがありません。
NISA口座だけで投資をやりたい方でも、特定口座か一般口座の開設が必須となります。
そんな場合には、特定口座(源泉徴収あり)を開設して、そっちは放置でNISA口座でだけ積み立てていけばOKです!
NISA口座は1人1口座までだから、2つの証券会社で開設することはできないヨ!
投資用不動産なら【Wealthroom】
NISAはやってみたいけどよく分からなければこれだけ覚えておけばOK
「よく分からないから」とスルーしてしまう方がかなり多いということが予想されます。
ですが、興味のある方は下記のことだけ覚えておけば大丈夫です。
▼証券会社
・楽天証券
・SBI証券
上記2つのどっちか
※必ずハピタス(後述)を経由させて登録しましょう!
▼銘柄
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(楽天・オールカントリー)
・楽天・S&P500インデックス・ファンド(楽天・S&P500)
上記4つのどれか
※楽天オールカントリーと楽天S&P500は楽天証券のみで購入可能な銘柄です。
99%以上の人はこれ以外考える必要はないよネ!
自分は楽天証券を使っていて、銘柄は楽天オルカンへの1点買いを、今のところは予定しています。
S&P500と全世界株式に関しては、SPJというブログの新NISAで迷ったら読む!S&P500と全世界株式の選び方!という記事にもっと詳しく書いてあるぴよ!
『eMAXIS Slim』と『eMAXIS』は別物なのでご注意を!
ここで一つ注意なのですが、『eMAXIS Slim』と『eMAXIS』は全くの別物であるということです。
具体的にどう違うのかと言うと、
ファンド名 | 信託報酬(%) |
eMAXIS 全世界株式 | 0.66000 |
eMAXIS Slim 全世界株式 | 0.05775 |
全世界株式を例に出すと、このように信託報酬がおよそ11倍も違ってしまいます。
- Qなぜこんなにも信託報酬に差があるの?
- A
『eMAXIS Slim』はネット販売がメインなので手数料を安くできますが、『eMAXIS』は金融機関の対面販売がメインなので手数料が高く付いてしまうのです。
それにも関わらず『eMAXIS』はネットでも買えてしまうというため、間違ってしまう人が続出という訳なんですね。
凄く紛らわしい部分だネ!
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なぜ楽天証券と全世界株式なのか?
まず、楽天証券を使っている理由としては、自分が楽天経済圏にいる人間のため、元々楽天証券の口座を持っていたからということになります。
そして銘柄に関しては、元々つみたてNISAの時にはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の1点買いだったんですよね。
(最後の2023年の12月分だけは楽天S&P500にしましたが)
S&P500にしていた理由としては、20年後なら全世界よりも米国株式の方が利益が上の可能性が高いと判断したためアメリカに1点集中していました。
(つみたてNISA期間が終わり、特定口座に移された時にすぐ出金することが前提ではありますが)
しかし、2024年の新NISAになり期限が無期限ということで、一生続けていくことを考慮すると「何も考えずに脳筋で投資できる方がいい」と判断し、全世界株式(通称オルカン)1本にすることにしました。
世界を丸ごと買ってしまった方が安心感がありますからね。
まあ、全世界とは言っても割合としては現在アメリカが62%ほどなので、結局はアメリカ中心にはなります。
S&P500がいいか、全世界がいいのかはどちらが正解ということもないので、そこは個人の好みでいいとは思います。
どっちにしようか少しでも悩むなら、不安の少ない全世界(オルカン)でいいかもネ!
・リターンを最大にしたいなら米国株式(S&P500)
NISAとはどれぐらい儲かるものなのか?
「結局どのぐらい儲かるの?」
まあ、気になるのはやっぱりそこですよね。
自分はつみたてNISAを2年半ほど行い、ちょうど100万円ほど積み立てました。
そしてNISA制度が変わる前の最後の日である、2023年の12月31日時点での利益は+244,597円でした。
年利で換算すると余裕で10%超えしてるネ!
NISAは投資というよりも、貯金に近い感覚のためこの利益って凄く大きいんですよね。
(もしこれと同じ額を毎月銀行に貯金し続けても利益なんて20円とかですからね)
急遽登場した楽天オルカンと楽天S&P500
2023年の10月の終わり頃に、新NISAに向けて楽天オルカンと楽天S&P500の2つの銘柄が発表されました。
今まで最強だったeMAXIS Slimシリーズを更に上回るパフォーマンスの銘柄で、楽天の新NISAへの本気度を感じました。
自分としては、おトクならおトクなだけいいので、すぐさま楽天銘柄に乗り換えることにしました。
今後もしeMAXIS Slimシリーズの方が良くなったら、その時にはまたeMAXIS Slimシリーズに戻すだけですね。
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全世界(オルカン)とS&P500を50%-50%の半々にするのはダメなの?
- Q全世界(オルカン)とS&P500を50%-50%の半々にするのはダメなの?
- A
全世界(オルカン)とS&P500を半分づつ買っても別に悪いことはありませんが、全世界(オルカン)とは言っても割合的にはアメリカが6割ほどなので、単にその比率を上げるという感じになりますね。
つまり、オルカンとS&P500を半々にするというのは、アメリカ8割のオルカンを買うようなものですね。
それはそれで悪いものではありませんが、「それなら最初からオルカンのみでいいんじゃないかな」というのが個人的な考えです。
全世界(オルカン)は時価総額加重平均
そうなんです!オルカンは時価総額加重平均なんです!
計算式⬇
と言われても「なんのこっちゃ!?」という感じかもしれませんが、要は割合が自動的に変わってくれるということです。
例えば今は1.7%ほどの割合のインドですが、今後インド伸びてきた場合には20%とかになったりする訳です。
つまり世界が発展していく限り確実に利益を得られる構図となっているのが全世界(オルカン)なんですよね。
何も考えずに積み立てていくだけでいい、脳に優しい銘柄と言えるよネ!
銀行や証券会社の窓口には近づくな!
これはよく言われていることではありますが、銀行や証券会社の窓口に行ってしまうとボッタクリゴミ商品を押し付けられるだけのカモになってしまいます。
一応銀行関連のNISAがどんな感じなのかサラッと見てみましたが、あまりにもひどすぎて途中で見るのをやめてしまいました。
そもそもの話として、「クレカ積立がない」という時点で考慮する価値なしです!
ネットでハピタス経由で楽天証券かSBI証券に申し込む!
覚えておくのは本当にこれだけでいいです。
しつこいようですが、これって本当に大事なことですので。
・クレカ決済だとポイントがもらえておトク!
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『ハピタス』は超おトクなポイントサイト
経由させない理由がないサイト、それがハピタスとなります。
楽天証券かSBI証券かに関しては、好きな方を使えばいいと思います。
※ただし、楽天オルカンや楽天S&P500の銘柄を検討している方は楽天証券一択になります。
しかし、ここで重要になってくるのが、「証券会社登録の際は必ずハピタスを経由させましょう!」ということです。
ハピタスとはポイントサイトで、登録も1分ほどで済むというお手軽さで、ここを経由して登録+入金するだけで、楽天証券でもSBI証券でもそれぞれ5000ポイント以上がもらえてしまいます。
これはポイントとは言っても、300ポイント以上であれば換金できるので、実質現金がもらえるということになります。
という訳で、ここは必ず経由させるのダ!
さらに、この記事からハピタスに申し込むと、プラスアルファで3000ポイントほどもらうことができます。
※ただし、ハピタスの1ヶ月の交換場限度額は3万ポイントのため、ポイントを貯めまくりたいタイプの方はご注意ください。
分配金の再投資型と受取型はどっちがいい?
- Q再投資型と受取型はどっちがいいですか?
- A
福利の恩恵が受けられるため再投資型の方がいいですが、人気銘柄は基本的に分配金が出ていないので、今のところはどちらでも大して影響はないです!
かの有名なアインシュタイン博士が「人類最大の発明は福利である」と言ったぐらいで、その福利の恩恵を受けられるのが再投資型ということにはなります。
旧NISAで抱えているポジションはどうするのがいいのか?
- QつみたてNISA時代の分はどうすればいいの?
- A
20年間経過して特定口座に移されるまでそのままほっとくのがベスト!
- 20年経過して新NISAの1800万円の枠がまだ埋まっていなければその枠を埋める費用に充てる
- 20年経過して新NISAの1800万円の枠が埋まっている場合はその時の状況を見て判断する
上の例では「つみたてNISA」だけど、「一般NISA」の場合は5年だからネ!
・一般NISAとつみたてNISAは出金してしまうと枠が復活せずそれで終わり
上限額積み立て額のMAX1800万円はあくまでも元本ベース
- Q例えば1000万円積み立てた段階で、大きく利益が出て1800万円以上になっちゃった場合はどうなるの?
- A
1800万円というのはあくまでも元本での生涯投資枠のため、枠はまだ800万円分残っているということになり、800万円分積み立てることが可能です!
ただし、その逆パターンで「1800万円の生涯投資枠を使い切った後で、下落して評価額が1000万円になっちゃいました!」という場合でも、もう枠は使い切っている扱いとなるため、それ以上積み立てることはできないので注意してくださいね。
売却した際の枠の復活は%ベース
枠の復活の法則に関してはザックリと下記の例の通りとなります。
- MAX1800万円の枠を全て埋める
- その後に順調に5000万円まで増える
- 500万円ほど現金化する
- 売却した額は全体の10%のため、180万円の枠が翌年に復活する
ケースその2⬇
- MAX1800万円の枠を全て埋める
- その後に順調に5000万円まで増える
- 1500万円ほど現金化する
- 売却した額は全体の30%のため、合計で540万円の枠が復活する
- 年間上限額の360万円の枠は翌年に復活する
- 残りの180万円の枠は翌々年に復活する
枠の復活が360万円の金額を超える場合、超えた分に関しては翌々年になるから注意してネ!
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NISAのデメリット
NISAのデメリットとしては、投資なので当然マイナスになる可能性があるということぐらいですが、これはNISAに限らず全ての投資において言えることです。
「国が推奨してるから何か裏がある!怪しい!」という声も聞きますが、国が推奨してようがしてまいが下記の2点については事実です。
- 利益に税金が掛からない
- 全世界(オルカン)やS&P500なら、致命的なダメージを食らう可能性が極めて低く、数十年単位で続けているとプラスになる可能性が極めて高い
個人的には、新NISAのスーパーパワーアップに関して、「将来の日本の経済状況的に、年金などで支えきるのは厳しいから、自分たちである程度なんとかなるよう準備しておいてね!」という国からのメッセージだと思っています。
NISAの最大のリスク、それは「NISAをやらないこと」と言えるかもしれないネ!
まとめ:簡単3ステップ
おさらいとして、大まかにやるべきことは下記の3つだけです!
- ハピタスを経由させて楽天証券かSBI証券に申し込む
- 楽天シリーズかeMAXIS Slimシリーズの全世界(オルカン)か米国株式(S&P500)かを決める
- 管理画面で毎月の積み立て設定額を決め、積み立て設定をする
小難しそうに見えて、やることは実にシンプルなのダ!